英語教育に関心を持っていると、最近よく聞くようになったのが『フォニックス(phonics)』という単語ではないでしょうか。
フォニックス。
40代以上で「学校で習ったよ」という方は、通われていた学校が革新的で素晴らしい学び舎だったのではないかと想像します。
最近の子ども達は、英語が五年生から正式に教科になった関係で全員が小学校でフォニックスを習うようですが、学校では呼び方が違うとも聞いていますので、今日はこれについてお話ししたいと思います。
後半ではご家庭で出来るアクティビティもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

フォニックスって、なに?

先日の記事でお話したように、筆者は(株)mpiの指導者セミナーを受けていく内に自宅で英語教室を開くに至りましたが、一つ、筆者の間抜けな告白をお聞きください。

子どもに英語を教えるのはお金が掛かる、しかもきちんと身に付くか不安、だったら自分で娘に教えればいいじゃないの精神で自分が学びに行く事を選んだ筆者ですが、フォニックスという指導法は一度も聞いたことがありませんでした。
しかしフォニックスを約四〇年前に日本の英語教育に導入したのが、実は(株)mpiだったのです。


無知って怖いですね。
今でこそ「ご縁だったんだ!」と歓喜している私ですが、五年前のあの日に「幼児 英語 指導法」で検索して見つけたのが此方でなかったら、まだしばらくはフォニックスと出逢えなかったかもしれません。更には他のセミナーに通った後で此方のセミナーにも……!と金銭的負担を倍増させていた可能性が高い!
つくづく勢いと思いつきだけで行動するのは控えようと実感した一件でした。

閑話休題。

本題でフォニックスについてですが。
これはアメリカやイギリスなど英語を第一言語とする国の子ども達が、日本の子ども達が国語を学ぶように、英語を学ぶ際に用いられる指導法です。
ただしこれからご説明するフォニックスは、(株)mpiが日本の子ども達向けに改定したフォニックスです。他の教室で習われている場合には内容が異なる場合もございます、予めご了承下さい。

フォニックスとは――

日本の子ども達は、ポスターや教科書でアルファベット表を見ると「A(エー)、B(ビー)、C(シー)……」と読むのが一般的ではありませんか?
これは、今までの英語教育の内容ゆえに子ども達のお手本となる大人がそう読むからであり、代表的なアルファベットソングもそう歌うのですから自然な事だと思います。

ですが、実際に英単語を見てみましょう。

「bag」

……恐らく問題なく読むことが出来たと思います。「バッグ(鞄)」です。「ビーエージー」と読んだ方はいらっしゃいませんよね?
b(B)をブ、a(A)はア、g(G)はグと読みます。
つまりアルファベットには、Aの場合だと「エー」と言う名前と「ア」という音がある。此処から始まり、アルファベット26文字の名前と音を身に付けていく事から始めるのが、フォニックスです。

フォニックスルール

26文字のアルファベットの名前と音を把握した後は、英単語の基礎になる幾つかのルールを順番に学んでいく事になりますが、詳細は秘密です。

意地悪なようですが、自力で学ぶか、是非ご近所でフォニックス指導している教室を探してみて下さい。私自身も50人以上の生徒さん達からお月謝を頂いて指導している身ですので、ごめんなさいです。

ただ、次の項目でもお伝えしますがフォニックスルールは大人こそ学ぶべき内容だと思います。その魅力をぜひお確かめ下さい。

フォニックスを学ぶことの魅力

何と言っても自立した学習者になれることです。

もちろんフォニックスを身に付ける以前にたくさんの言葉のシャワー(インプット)を浴びてなければならず、私が運営している英語教室では幼稚園児の頃から通ってくれている子達もフォニックスを始めるのは3年生からなので、既に充分な単語を身に付けているという前提が必要にはなりますが、アルファベットの一文字一文字が持つ音を身に付ける事で、正しい発音を知る事が出来、それは初見の単語文字を見た時に今までインプットしてきた単語と結びつけることが出来ると言う事です。

知らない単語であっても、26の文字から音を探して繋げる事で、書く事が出来てしまいます。

書く事が出来たら自分で意味を調べられますよね。

もちろん世界中の英単語100%がフォニックスで読めるわけではなく、例外も存在しますが、フォニックスを学ぶことで中学校の英語の教科書などは初見でもほとんど問題なく読めるようになります。近い将来、子ども達から「これ何て読むの?」と聞かれた時にさらりと答えられたらカッコいいと思いませんか?

英語の勉強は何歳になってからでも始められます。

おとなになった皆さんも、お子さんと一緒にフォニックス学習をいかがでしょうか。

自宅で出来るフォニックスアクティビティ

それでは最後に、自宅で出来るフォニックスアクティビティをご紹介します。必要になるものはいろいろとありますが、ご相談頂ければ紹介出来るアイテムもございますので気軽にコメント欄をご活用くださいね。

歌って覚える

いま、フォニックスジングルと呼ばれる歌はあちらこちらで聞く事が出来ます。youtubeでも探せばたくさん出てきますし、mpiの公式チャンネルもございますので、是非>>こちら<<をどうぞ。

毎日何度も繰り返し練習する事で、正しい音を紡げるようになっていきます。しっかりと文字を追いながら歌うことでアルファベットの形、名前、音をまとめて覚えていけるのが良いと思います。

ハエ叩きでかるた取り

英語教室でも定番のアクティビティです。
1)a~zまでのアルファベットカードを準備します。(コピー用紙26枚に1文字ずつ書くのもOK)
2)お子さん(学習者)にハエ叩きを持たせます
3)親御さん(指導者)が英単語を言い、お子さんはその最初の文字(または最後の文字)と思われるカードをハエ叩きで叩きます
4)正解したら褒めてあげてください。間違っていたら間違った音、正しい音、どちらも再確認します

5)年齢に応じた時間で区切りをつけるのが吉。飽きて楽しくなくなって来た時は引っ張らずに切り上げるのがポイントです。

絵本を読む

短い単語が載っている絵本を自力で読んでみます。
本当に簡単な絵本で構いません、自分一人で読み切ったという自信、達成感を感じさせてあげてください。そこからもっと読みたい、次の絵本が欲しいと言ってもらえたら大成功ですね。

まとめ

いかがでしたか?
私自身は自分が学生だった頃にフォニックスを学びたかったとものすごく思ったのですが、そんなフォニックスの魅力をお伝え出来ているでしょうか。

いろいろと制限の掛かる現在、海外旅行もできず、英語を使う機会もなかなか得られませんが、インターネットがあればこその方法で、将来のために学びを深めていくのは人生を深める事に繋がると思います。

日本は本当に独特の文化や民族意識の多い国で、日本語さえ出来れば苦労なく暮らせてしまいますが、かといって英語は必要ないと言えなくなって来ているのが実情です。

将来のお子さんが難なく英語を話せているかどうかは、今日の保護者の皆様にかかっていると言っても過言ではありません。

今日から改めて英語学習を初めてみませんか?